煩悩の城 【BL貧乏生活】
捕獲者 ロッセリーニ家の息子

「ロッセリーニ家の息子たち」シリーズもこれで最終巻。今回の「息子」は次男エドゥアール。攻です。
『守護者』が出た時に次回の「息子」が次男というのは分かってたんですが、受攻設定も当然相手も不明(←相手が分かれば見当つきますから普通。このシリーズってば王道話だし)だったので、ゴージャス金髪美人エドゥアールがクールビューティー攻なのか女王様受なのか(←何故断言?!)、わくわくと待っておりました。
ちなみに、属性的にはどっちに転んでも好物なので無問題ですが(←ストライクゾーン広っ)、外人受はあまり得意ではないのでその点がやや不安かも。
受が人外だったり宇宙人だったりするのは好きなのに・・・う〜ん、萌えは微妙だ。
結局3作とも日本人或いは日系キャラが受というパターンで統一され、そういう意味では読みやすかったです。
拉致監禁無理矢理のコンボ(←『略奪者』概要w)には劣るものの、誤解にすれ違い傷心その後再会コンボも好きなネタなので楽しく読めました。
でもって、上司(COO)×部下(アシスタント・マネージャー)の、クールビューティだけど意外と情熱的な攻×オリエンタルビューティ・トラウマ持ち真面目受と、CPも好みです。
『略奪者』はシチリアマフィア絡み、『守護者』は日本ヤクザ絡みと極道色が混じった前々回前回とは違い、今回は日本のホテル業界を舞台にしたお仕事BLになっていて、ロッセリーニ家の影は薄いです。
その代わりというわけでもないんでしょうけど、業績不振の会社を買収し乗り込んできた新しいボスは主人公が10年前に一夜の過ちを犯した相手だった――というどこかで読んだような設定付きで、ハーレクインロマンス色がかなり濃くなっています。
まあそれは、このシリーズ全作を通して言えることなんですが、本作は特にその傾向が強いなあ、と。
ゴージャス美形のエドゥアールの派手な容姿には負けるけれど礼人も色白細面の涼やか系美人なので、美形×美形のカップルで本文もですが、挿絵も目に楽しいです。礼人もエドゥアールも、挿絵はホテルの制服かスーツか裸かの3パターンしかないしw
単に自分が蓮川さんの絵は可愛い子ちゃんタイプより美形タイプのが好みなせいかもしれませんが、ビジュアル面だけなら受は3作の中で礼人が一番好みでした。
あーゆーいかにも真面目で固そうな受がエロく乱れるのが堪りません。(という程には残念ながら乱れてくれませんが。エロは薄めです)
中でも特に、過去のトラウマ(暗闇怖いー)に囚われて涙目で自分の身体を抱いて座り込む礼人は絶品! いやもう自分だったら救出しないでそのまま押し倒したいほど萌えました。
アシスタント・マネージャーとして成宮礼人が勤務する「カーサホテル東京」が、イタリア資本のロッセリーニ・グループに買収されたのはつい先月のこと。創業40年を誇るホテルの歴史を護るためにも気を引き締める礼人だったが、ミラノから来日した新しいボスは、プラチナブロンドにクールなアイスブルーの瞳を持つエドゥアール・ロッセリーニ――礼人が10年前、一夜の過ちを犯した相手だった。理由があったとはいえ、ゲストと職場で肉体関係を持つなど、ホテルマンとして断じて犯してはならないタブー。しかしエドゥアールは、過去のことなどまるで記憶にないかのように、礼人を改革の右腕にと望んできて――!?
【岩本薫 / 蓮川愛 角川書店 2007年11月】
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