煩悩の城 【BL貧乏生活】
小説リンクス 2008年6月号
巻頭小特集は「獣」の6月号。獣受も獣攻も好きだし人外設定の中でもポイント高いです。
猫耳猫尻尾少年絡み絵の表紙も堪りません。
水上ルイさんの、人間族の王×狼族の王子の貢物&発情ネタSSと、椹野道流さんの、自称猫神様×小説家の流され受SSと、橘紅緒さんの、一角獣×魔獣使いの出会いSSを堪能しました。
どれもSSじゃなくてもっと長い話で読みたかったなあ……。
以下一口感想です。
「真音」(ACT.1) 谷崎泉 / 麻生海
母親の借金によってヤクザと関わりができてしまった、夢も希望も無く生きる受(多分受)。凶暴ヤクザ攻×無感動受? 何分連載一回目ということで謎含みの展開となっていて先が読めません。攻も受も体格の良い武闘派っぽいのが非常に楽しいですが。
「好きとはいわない」 可南さらさ / 佐々成美
ストレートの幼馴染を秘かに想っていたけれど、決定的な失恋を機に故郷を捨てて上京した受の前に7年ぶりに姿を現した幼馴染。切ない系です。受の気持ちを知らず無神経に受を傷つける幼馴染が一体何を考えているのか良く分からない……鈍感攻は好物なんですが。
「夜明けの熱」 柊平ハルモ / 高座朗
元検事現ヤクザ顧問弁護士×元検事現聖職者という経歴の変わったCPを除けば良くあるネタ。施設の立ち退き問題に二人が検事を辞めた過去の事情を絡めたり、代償として身体を……なお約束的取引展開もあったりで読むのは楽でした。最後まで読んでみたら意外に献身攻だったことが判明。
「雪華は愛で蕩ける」 和泉桂 / 蓮川愛
オヤジ攻でクール美人受で切ない系。一度は別れた相手と再度恋愛関係を構築、な話は好物です。過去の記憶に囚われた受が、そのせいで破局を繰り返し頑なになっていくのも好きな展開ですが、その理由が《片付けられない男》というのは……笑っていいのか。余裕派格好良い系オヤジが良い攻。
「Taboo Game」 清白ミユキ / 千川夏味
父を負かした相手を探してラスベガスのカジノでディーラーとして働く受は、親切にしてくれる先輩ディーラーの攻に次第に好意を持つようになっていって――という話。美形外人攻で鈍感受。秘かに一途に受ラブな攻は可愛いですが、ディーラー萌えはないので残念ながら職業萌えはナシ。
「手をつないで、ずっと一緒に」 真先ゆみ / 北上れん
性別の問題でなく相手の恋愛対象にならないことを理解し、長年抱いていた親友への恋心を捨てる決心をした受に告白してきた男は、利用するのでもいいから付き合って欲しいと言い――。失恋からセカンドラブへの話も割と好きなネタです。派手さはないけど、淡々とした甘めな話。
「臆病な棘」 杏野朝水 / 韮田ヨロ子
高校生攻×大学生受。顔は絶品性格は最低と言われる受だが、内心の寂しさを見透かすような穏やかで優しい攻の前では素直になれるのだった。年下攻ものにしては年齢差が小さい(2歳差)んだけど、高校生と大学生の差は大きいので◎。包容力のある高校生攻っていい。
「唯一で不可侵の相愛」 桂生青依 / 緒田涼歌
義父のうっかり連絡ミスから、血の繋がらない叔父の家に押しかけ居候することになってしまった大学生受。最初は冷たかったのに、凄い勢いで受に惹かれて態度を変える攻がww ページ数が少ないせいもあるんでしょうが、忙しない印象で残念。
今号はマンガのほうは特に萌え琴線に引っかからなかったので感想はスルー。
割と地味めな話が多かったのと、笑っちゃう設定話も無かった代わりに萌えツボを刺激する話もなかったのでインパクトに欠ける号でした。
一番萌えたのが巻頭SSというのも寂しい……。
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